小川和紙おがわわし

 小川和紙の歴史は古く正倉院の古文書にも「宝亀五年(774年)武蔵国紙四八〇張」という記録があり、1200年を超える歴史が伝えられています。仏教を広めるため諸国に国分寺が創建された頃、慈光寺(現ときがわ町)でも、信仰の証として写経が盛んに行われました。この写経用紙は、最も近い小川や東秩父村の紙郷から調達され、産地として確立していきます。
 その後、和紙が庶民に普及し商取引が活発になった江戸時代中期には小川と近隣地域の紙漉き屋は750軒を超え、地元に仲買人や問屋が誕生し産業として最盛期を迎えます。
 小川和紙の中でも薄くて丈夫な細川紙ほそかわしは、江戸時代に紀州で漉かれていたものですが、需要が増大したところから近在の小川に技術が導入され生産されるようになったものです。細川紙は昭和53年に国の「重要無形文化財」の指定を受け、平成26年にはその手漉き和紙技術が「ユネスコ無形文化遺産」に登録されました。


主な生産地 小川町、東秩父村     
生産組合  埼玉県小川和紙工業協同組合

 

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