⑬鬼瓦
⑭武州磨き本瓦
鬼瓦・武州磨き本瓦は、かつて深谷、児玉地区を中心とした地域に利根川によって体積された良質の粘土がとれたため、奈良時代には既に瓦造りが始まっていたと伝えられます。 江戸時代には神社仏閣を中心に鬼瓦の需要も増大し広く産地が形成されました。保存されている鬼瓦には享保二十年(1735年)の銘があり、当時すでに技術が確立されていたことが窺えます。 鬼瓦は鬼面や獣面の他に蓮華模様や幾何学模様も作られ、魔除け、厄除けなどの信仰に根ざしていたことは明らかです。現在も、屋敷を守る家内安全の魔除けとして、神社仏閣をはじめ一般家庭でも屋根の飾りとして用いられるほか、武州磨き本瓦も優美で堅牢な高級瓦として、多くの寺院・神社・高級建築などに使用されています。 |

主な生産地 小川町、深谷市 生産組合 武州瓦商工業協同組合
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